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ステアリングギアボックスを分解清掃した話(3) [E46 M3]

ステアリングギアボックスを分解清掃した話(2) という記事からの続き。
リビルド作業の一環でもあります。





新しいシーリング部品を組み付けていく
古いシーリングが摘出できたので、やっと晴れて新しいシーリングを組み付けて元に戻す。
なおシーリングを組み付ける際には摺動部分に適切なグリースをベタベタに付けた状態で組んでやる(ウェットな状態、とか言うらしい)のが定石っぽい。

つまりグリスでヌルヌルプレイをしながら取り付けることになるので、好きな人は好きじゃろう。







しかしてラック軸を通す時にシーリングとラック歯車がゴリゴリ言うので少し心臓に悪い。
構造的にというか寸法的に志方ないと思うのだが、リップ(摺動部)が千切れてない事を祈る。


ちなみに。

シーリングと言われてゴム的な材質のモノぐらいしか想像できないかった素人の俺だが、ゴムではなくてプラスティック的にチョット硬めの、四角い断面を持ったシーリング部品が存在する。




場所的には上記画像のピニオン軸(ステアリングが接続される側)の所と、ラック軸中のシリンダ部分を左右に分割しているピストンリング的な部分に使用されてる【水色】っぽい部品がソレである。

この四角い断面を持ったシーリング、ゴムのようにはあまり伸びないけど多少伸ばさないと装着できないので注意して溝にハメた後に、丁度いい内径を持った筒を外側から被せて強制的にシール部品を馴染ませる作業が必要だったりする。

と言っても「丁度いい内径の筒」なんてそうそうないので、適度な厚みのある樹脂シートごと外周をムンズと掴んだ状態でグリグリ(雑巾絞りをするごとく)して回転させてるのもアリっぽい気がする。




とりあえず組み立ててみたものの…
分解整備って確かに地味だ。

作業したって元通りになるだけだし。




そもそも組み付けただけなので、実際に管路に圧力を掛けて液体が漏れないか?とかの確認がデキてないので、ホントに素人が(整備のプロに指導を受けたぐらいで)出来るような作業だったのか?というのが判るのはコレからだったりする。


つまり、この次はステアリングラック交換という作業になる訳だが、コレはコレでまた別の部品(ラックエンドブーツ、タイロッドエンド等)を調達してから…になるので、作業のメモは別途で記事にする予定である。

流石に来年に持ち越しする…事はないと思うが。


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