ステアリングギアボックスを分解清掃した話(2) [E46 M3]
ステアリングギアボックスを分解清掃した話(1) という記事からの続き。
リビルド作業の一環でもあります。
どこにシーリング部品があるのか?
油圧パワーステアリングの普遍的な構造は適当に google 先生に聞けば判るっぽいのでソレはソレとして、BMW M3 (E46) の場合に当てはめて油圧経路がどーなってるか、つまりシーリング部品がドコにあるのか?を雑にお絵かきして図示するに。
図中の水色の部分にシーリング部品があると思いねぇ
左右方向に伸びてるがのラック、図中の右上方あたりにステアリングと連結するインタミシャフトが生やされる部分なんじゃが、要は油圧が掛かる部分が図中の水色の経路にあると思いねぇ。
古いシーリング(オイルシール)を摘出していく
ということで実際に古いシーリングを分離していくのだが、こういう道具が必要で。
先の曲がったドライバー的なモノ
オイルシールと通称されている部品がシーリング部品として採用されているのだけども、簡単に言うと物凄い外しづらい位置にあるので、こういった特殊(?)な工具が無いと外すに外せない。
液体を漏れないようにしている部品なだけに結構ピッチリとハマっているので、ある程度に遠慮なく道具をシーリングに引っ掛けてズラして取る感じである、と文章だけで書いても判らんと思うので画像をどーんと。
こんな感じでシーリング(オイルシール)のフチに引っ掛けてグイグイと押すどころか叩いて落とすみたいな感じで摘出していきま。
結果から書くと「いきま」と一言でしか言えないんだけど、未経験の素人がやるので摘出に6時間ぐらい掛かったのは秘密でも何でも無い。
「どのへんに道具を当てれば良いのか」「力加減をどーしよー?」「うわーマジで動かんわー」等と萎えたり再度観察したりとかで物凄い時間を喰ったのが正直な所。
なんだけど流石に1度やると勝手が大分判った感はあるので、少なくとも同型の機械だったら次に施工する時はもう少し短時間で出来る気はする。
ということで、こんな感じでハマるのが2箇所ある。
1.ピニオン軸・車体下側
この部分を作業する前に、そもそもピニオン軸(ハンドルに繋がってる方)を支えてるベアリングを除去(後に再使用)してからやらないと、先程の「先の曲がったドライバー」が入らないので、ソレ込みでやる。
ベアリングは「パイロットベアリングプーラー」という道具を整備のプロは持ってるはずなので、それを借りてハァハァ(↑)しながら外せばいいのだけど、然る後にシーリングが外れなくてハァハァ(↓)言うハメになる。
2.ラック軸のギア溝が切ってある側
上記の手書き図と照らし合わせて見ていただきたいが、要は物凄い奥まった位置にあるオイルシールなので、まず道具を入れること自体が大変だったりする。
このシーリング部分、前回の記事で書いた話に出てくる「ガイド」的な白い部品とセットで配置されてるんだが、先の曲がったドライバー的な道具を引っ掛けようにもツルツル滑ってしまう(そもそもそういう構造だからアタリマエだが)ので、そのガイド部品を壊した隙間に道具を引っ掛けてシーリングをズラすという方向で作業を行ったりした。
(オイルシールとガイド部品がこんな感じで詰め込まれてる)
なので取り出したシーリング(オイルシール)の奥側に壊れた感じの白い樹脂部品が見えると思うが、そんな感じで作業しないとシーリングが取るに取れない感じだったのじゃ…
残りのシーリングは特に苦にせず摘出可能
他にもシーリング部品はあるが、割と表層にある感じのシーリングなので。
このぐらい表層にあるので苦労もナニも無い感じではある。
ということで分解はできたので、あとは逆の手順、つまり新しいシーリング部品と一緒に組み立てをすることになる。
またちょっと長くなるので、組み立ての話は次回に持ち越しなのじゃ。
リビルド作業の一環でもあります。
どこにシーリング部品があるのか?
油圧パワーステアリングの普遍的な構造は適当に google 先生に聞けば判るっぽいのでソレはソレとして、BMW M3 (E46) の場合に当てはめて油圧経路がどーなってるか、つまりシーリング部品がドコにあるのか?を雑にお絵かきして図示するに。
図中の水色の部分にシーリング部品があると思いねぇ
左右方向に伸びてるがのラック、図中の右上方あたりにステアリングと連結するインタミシャフトが生やされる部分なんじゃが、要は油圧が掛かる部分が図中の水色の経路にあると思いねぇ。
古いシーリング(オイルシール)を摘出していく
ということで実際に古いシーリングを分離していくのだが、こういう道具が必要で。
先の曲がったドライバー的なモノ
オイルシールと通称されている部品がシーリング部品として採用されているのだけども、簡単に言うと物凄い外しづらい位置にあるので、こういった特殊(?)な工具が無いと外すに外せない。
液体を漏れないようにしている部品なだけに結構ピッチリとハマっているので、ある程度に遠慮なく道具をシーリングに引っ掛けてズラして取る感じである、と文章だけで書いても判らんと思うので画像をどーんと。
こんな感じでシーリング(オイルシール)のフチに引っ掛けてグイグイと押すどころか叩いて落とすみたいな感じで摘出していきま。
結果から書くと「いきま」と一言でしか言えないんだけど、未経験の素人がやるので摘出に6時間ぐらい掛かったのは秘密でも何でも無い。
「どのへんに道具を当てれば良いのか」「力加減をどーしよー?」「うわーマジで動かんわー」等と萎えたり再度観察したりとかで物凄い時間を喰ったのが正直な所。
なんだけど流石に1度やると勝手が大分判った感はあるので、少なくとも同型の機械だったら次に施工する時はもう少し短時間で出来る気はする。
ということで、こんな感じでハマるのが2箇所ある。
1.ピニオン軸・車体下側
この部分を作業する前に、そもそもピニオン軸(ハンドルに繋がってる方)を支えてるベアリングを除去(後に再使用)してからやらないと、先程の「先の曲がったドライバー」が入らないので、ソレ込みでやる。
ベアリングは「パイロットベアリングプーラー」という道具を整備のプロは持ってるはずなので、それを借りてハァハァ(↑)しながら外せばいいのだけど、然る後にシーリングが外れなくてハァハァ(↓)言うハメになる。
2.ラック軸のギア溝が切ってある側
上記の手書き図と照らし合わせて見ていただきたいが、要は物凄い奥まった位置にあるオイルシールなので、まず道具を入れること自体が大変だったりする。
このシーリング部分、前回の記事で書いた話に出てくる「ガイド」的な白い部品とセットで配置されてるんだが、先の曲がったドライバー的な道具を引っ掛けようにもツルツル滑ってしまう(そもそもそういう構造だからアタリマエだが)ので、そのガイド部品を壊した隙間に道具を引っ掛けてシーリングをズラすという方向で作業を行ったりした。
(オイルシールとガイド部品がこんな感じで詰め込まれてる)
なので取り出したシーリング(オイルシール)の奥側に壊れた感じの白い樹脂部品が見えると思うが、そんな感じで作業しないとシーリングが取るに取れない感じだったのじゃ…
残りのシーリングは特に苦にせず摘出可能
他にもシーリング部品はあるが、割と表層にある感じのシーリングなので。
このぐらい表層にあるので苦労もナニも無い感じではある。
ということで分解はできたので、あとは逆の手順、つまり新しいシーリング部品と一緒に組み立てをすることになる。
またちょっと長くなるので、組み立ての話は次回に持ち越しなのじゃ。