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スイフトスポーツ 乗ったった (ZC33S / 6MT) [試乗記とか]

さして荷重が掛けられるわけではないので評価するのが難しいけど、チョットだけ乗ってみた話でも書こうかの。

(中央に小さく写ってるかもだけど、型式は ZC33S らしい)



それはとある週末の休日のこと。
カノジョどころか女性の知り合いも居ないし、それ以前にモテ要素もないしカネもないしコネもないしカミもないし給料日前だし、しがないオッサンは西部劇でも見てろっつーのかと思いながら(思ってないが)何かの SNS を見てたら。

新型 Swift Sport 乗った

とか言うのが見えたのでスズキ自動車さんの Web サイトを見てみると、確かに試乗車がある模様。
んで適当にディーラーさんに電話してナニをして行く途中に秋の交通安全運動だかしらんがネズミ捕りがウヨウヨウヨウヨ居る中を適当に通り抜けt(ry



”新スイスポ" という文言に対する違和感
パッと見た感じではいつものスイスポかな?と思ったりはした。

いつものと言うのは、エンジンだけ(本当はそうじゃないけど)替えたと見せかけて、実際に乗って操縦すると、スイフトというクルマなんだけど全く別の印象のスイフトというのが俺的な言い方での意味。

もう少し簡単に書くなら、「スイフトってこうだよね」という一本の筋みたいなのは俺程度の素人でも何となく判る感じの部分はあった(過去形)。


だった歴史があった気がするのが、今回のスイスポはどーか?というと。



外見はスイフトスポーツだけど
中身がスイフトとは全然別の何か


先に書いておくけど、別にクルマとして悪い訳ではない、むしろ驚くことインクレディブルな事が多くてスゲエエエエエなんだけど、冷静に考えるとコレってスイフトじゃなくても良くね?とかいうアレの話を書きます。
更に前置きとして、多分に世間一般の少なくない人は、新型スイフトスポーツにはこういう印象を持つと思う。



書いてあることに反対はしないし、むしろそのとおりだと思う。
つーても5人では乗りたくない。後ろに座った3人野郎が死ぬ。
カタログだけ見てモノを語るとこういうことを言いがちではある。

ちなみに女性3人が後部座席に座ったらどういう感想になるかは、
俺には女性の友達どころか知人も居ないし、会話しても言葉が通じないので判らん。
申し訳ない。


まぁ、ソレはソレとして。

思うんだけど、ZC11の頃から見てて思う印象から「なんか違うんだよなぁ…」という、
いわゆるオッサンのボヤキってアレを、以下に書き残しておきたいと思う。




1.エンジンにカタツムリが付きました(ターボ化)
やっぱり一番の変更はコレだと思うので、ネタの冒頭に持ってくることにした。


別にターボだからどう   …というツマらん話を書く予定はなかった、のだが書かざるを得ない感がちょっとある。

乗って思うに正直なところ、最近の小排気量低圧ターボエンジンにしてはアクセルレスポンス…というよりトルクの出方がアクセル踏量の時間的変化量に対するラグが大きい感じはある。

最近の車両だと制御も煮詰まってるから(=それなりに良く出来てて)気になることは少なかったし、タービン自体は排気量と比しても小型だとは思うので、乗る前はターボラグっぽい動作を想定していなかった。

だが今回の新型は、実際に操ってみると、なんか 3ペダル MT 車両に付けるエンジンとしては何か微妙。
一番感じるのが、何気にシフトアップでクラッチを操作して動力断続操作をする時の「あ、この瞬間がクラッチミート&路面コンタクトの感触だね」という例の時間帯の時に、妙なチグハグ感が出て微妙と言えば微妙。

つーても、ソレさえも慣れの範囲というか、気にならない人は気にならない程度の差ではあるので、コレ読んで身構えすぎないように注意はして頂きたいなぁ…とは思いつつ。

ソレはソレで肯定したとしても、ターボ化してどーなった印象?と聞かれると。


  • 踏んでもそれなりに速い (若干ラグいが)
  • ズボラなシフトしても全然 OK になった
  • 加速を我慢するという感覚が薄くなったかも

前モデルでは NA エンジンだったと記憶しているが、そうではなくターボエンジンでトルク性能が強化されたこともあるし、そもそも車重が1000[kg]を下回るという 暴挙 快挙を成し遂げたこともあるからだろう。

とにかく、前モデルまでの NA エンジン車両でトルクの線の細いクルマと思って乗り込むと、別の意味で肩透かしを喰らいまくること間違いないのである。
もうこういう動力性能になってくるとスイスポではない何かと言いたくなる理由が判ってもらえるかもしれない。

「そもそも、コレってスイフトスポーツである必要あったのか?」と言いたくなるまであるが、それを言いたくなる理由は他にもあるので、その話を次にしようと思う。




2.車体装備が値段設定の割に豪華過ぎる
まずは、ここで一枚の画像を見ていただきたく思う。

もちろん、今回の新型スイフトの画像だ。
もちろん、グロ画像とかでは決してないので安心して欲しい。

安心して欲しいが、さて、試乗とかでエンジンルームを開ける客が少なくなったと言われるご時世で、このあたりを見てチェックされた方はどのぐらいいるんだろうか。




ボンネット開けてもラジエター付近から路面が見えない

アンダーカバーが標準装備ですか…スゲェな


おい SUZUKI さん、こんな変態なことしなくていいからwww


乗り出しで200万円前後であろうクルマの車両にアンダーカバーが付くとか、
コストが厳しいとか言ってるこのご時世のクルマでやるこっちゃない。
あんま最近の新車を観察してないので大きくは言わないけど、
ソレだけスイフトスポーツという車両に設計が入れ込んで作ってる証であることは想像に難くない。

つーかメーカー標準でアンダーパネルを作ってくることの異常さが理解できない自称走り屋は、ちょっとはモノづくりを勉強したほうが良いと思うな。
メーカーで作るということは、「プラダンで D.I.Y. すりゃいい話でしょ?」とかいうレベルをとっくに超えてる訳だし。


ソレはソレでまたさておき、どのぐらい真面目にフロア下面を作ってきたか、奥さん御覧になりまして?



ほんとアタマオカシイ(歓喜・褒め言葉)

素人の俺でも知ってること。

空力とか言ってるのってボディ上面だけではなく下面も考えないと、というか下面(路面に近い方)が結構重要。
なので、ソコを見ないで上っ面だけ見て SUGEEEEE とか言ってるのは(ry:お察しください)


コレをスイフトと呼んで良いのか?と本気で悩むほど、
その他にもパッと見えない所に結構な作り込みがあって結構ビビります。

逆に言うと、この値段でコレだけの装備が付いてるのはお買い得すぎです。
なんか変なモータースポーツレーベルを立ち上げて空気感だけ売ろうとしている三河の自動車産業とは気合の挿れ方が全然違います。




パッと街中試乗で感じたのはこのぐらいの感想なんですが。


人によっては速攻ハンコを押しても志方がない



他所の自動車メーカーの、痛々しいスポーツモデルに乗るよりも圧倒的にストレスフリーに乗りこなせると思います。
街乗り程度で「スポーツ気分」を味わう程度に乗る分には十分過ぎるっつーか、「スイフトスポーツ」を買う必要もなくね?と思うほど。

なのですが、サーキットに持ち込んで走らせようとなるとターボ車ということもあり熱対策は必須であろうことはマチガイなく予想は堅くないのですが、更にこんな問題が。




タイアが思ったよりも大きい

(195/45 R17 : インチダウンオプションは無し)


そのタイアサイズは 195/45 R17 であり、しかもインチダウンは(メーカー標準のオプションとしては)無いですとのこと。

ナニが言いたいかってタイア代が高いじゃんよ!!という話です。
モータースポーツをコレで始めようかとか考えてる方には、かなり痛い変更点だと思います。


オシャレは足元からとよく言われますが、ゆえにオシャレ()的な要素の可能性も十分あるものの、
やっぱりメーカー標準でコレを推してくるということは新型スイフトスポーツって 17インチタイアで受け持てる荷重を掛けるクルマとして設計しているであろう事も想像に難くない訳で。


今までのスイフトスポーツと思ってもらっては困ります



と言いたげなメーカーさんの顔が思い浮かぶような気がします。


まぁ…このあたりの FF 車両のスポーツモデルの性能アゲアゲ競争は結構盛んだしね…是非もないね。


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