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冬に暖房が効かない… [HA23V]

やっと春っぽい陽気になった今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ということで、当 Blog では久々にクルマネタです。
といっても、春だっつーのに暖房(ヒーター)を直す話なんですけども(´Д`)


なんかこのクルマ、暖房がヌルくね?


いやス○キのクルマだからだろ(←完全に風評被害)とか適当な言い訳をしながら修理を先延ばしにしつつ乗っていたのですが、別件でウチの HA23V と同年代の○ズキ車の代車に乗せてもらって気がついたというか。


やっぱ暖房ってこのぐらい温かいよね…


やっぱりどう考えてもウチの HA23V の暖房が壊れてるっぽいのが確定的なので、志方ないので修理というか手を付けることにしました。




1.サーモスタット交換
「なーんかこのクルマ、水温が上がるの遅くね?」とは思いつつ「やっぱ誤差だろ…」と騙し騙し乗っていたものの、でもやっぱり…とか考えてたら急に雪が降ってくるような状況になってもうた。

なのでエアコンを動作させるじゃん?

温風が出ると思うじゃん?


でも温風が出ないんだなコレが。


やばい…これは(窓の視界不良で)死ぬっ死ぬっwww


多少寒いぐらいで死ぬとか言ってんのはクルマに乗る気合が足らないヒト達というか得意なことが違うフレンズなので別に騒ぐ程のことでもないのでスルーするにしても、エアコンから温風が出なくて自身の熱量と水分のお陰で車内側から曇っていくのが止めらんない状況、つまり視界不良で死ぬほうが後悔大きい感じがするのd


…んでなんだっけ、ああ、水温の話ね。
物凄く大雑把にアレすると、水冷エンジンでの冷却に使ってる液体ってラジエターとエンジンの間に一様に入ってるわけではなくて、バルブを使って分流してる。
同じ火力で多くの水を熱するのと少ない水を熱するのだと沸騰するまでに掛かる時間は違うであろうことは容易に想像デキるとは思うけど、つまりそういう水の量および水温の制御をバルブ(+α)で行っているのだが、それを司る主な部品が「サーモスタット」という奴ですわな。

ということでサーモスタットの部品を某秘密基地で手配して組み付けて頂くことに、というか要は水回りの部品交換なので冷却水を抜かないとダメだわで自分一人だとかなり厳しい作業なのでお願いした次第。






バラしてみると、サーモスタットつまり弁機構の樹脂パッキン的な部品が変形して水流が「トマラナイー」「ああ、漏れちゃうぅぅ」って状況になっていたのでダメだったか…という状態だった。
まぁ流石に発売というか生産されてから15年以上経過したクルマの樹脂部品なんてこんなもんよね…ってアレ。

交換の甲斐もあって水温上昇が一般的な軽自動車のアレっぽくなりました無事に。
なので暖房も早く効くようになr


なりませんでした(白目


水温の上がりが悪いとはいえ最終的には(設計で定めた)目標水温付近には収束する、普段は(悪い状態だったとは言え)水温が上がりきるか微妙なアタリでクルマを降りることも多かったので暖房が効き始めるまでの時間が少々長くても適当にやり過ごしてたんですが、水温上昇が普通に戻ったのに依然として暖房からの風はヌルいどころか内気温とさして変わらない風が吹くばかりです。

ダメダコリャというか原因は他にもあるって話になってきた。



2.ヒーターコア交換
つーかそもそも「何で水温が暖房に影響するの?」って話を書いてなかった気がするので今更書くと、要は「エンジンの排熱(=による温水)を暖房に使ってるから」って訳です。
エアコンが作る温風の元になるのが「ヒーターコア」という物体ですってか、物体画像を見せたほうが早いな。


上記画像の黄色い部分が水路(入口 / 出口)なんですが、ココにエンジンからの水流が接続されると思いねぇ。
んでエンジンで温められた水がこの容器を通って還流しつつ、この容器自体の外側から送風すると温風がデキるってシステムで暖房を実現してるって流れ。
更に言うとコレも一種のラジエター(熱交換器)ではあるので、交換量は本職のラジエターにはかなわないものの、エンジン冷却の助けになるっちゃなります。
一般ユーザーでスポーツ走行とかで真夏なのにヒーター全開にして走ってる人がいるのはまさにコレのせい。

※レース専用車両の車内が暑いのはまた別の理由な気がする。



とは言うものの、エアコン制御部品の位置にあるのが大抵なので交換がちょっと面倒臭い部品であることは確定的に明らかで、なのでサーモスタット交換だけで終了してくれる事を希望してたのですが現実は甘くなかった…
要は車内のダッシュボードを降ろす話になってくるのですが、 HA23V のダッシュボード降ろし分解の記事が google 先生に聞いても全然出てこなくて困ったので、秘密基地と俺の二人がかりで手当たり次第分解してみたものの、マトモにネジを外していくと【どう考えても生産ラインでこんな組立てやらねーだろ常考…】というレベル。
なのでオッサン二人がダッシュボード付近を良く観察してナニしてみたところ。


ハーネスと車体横のフレーム止めてるボルト外して
ダッシュボードごと ASSY 的に抜けば良いのか…?


確かにドアを開けたトコロにボルトが見えてるので「ソレにしたってココにボルト?スズ○さんも独特な設計するなぁ…」とは思ってたんですが、どうもそういう感じでダッシュボードは降ろす模様。
ただ、いろんなものが付いた状態でダッシュボードを降ろすハメになるので結構大変っス…

つーか、そもそも10数年で水路が詰まるヒーターコアを作ってるスズキ株式会社の設計はチョット何とかして欲しいといえばそんな感じ。
10数年経過してる他社の軽自動車とか何台か乗ってるけどヒーターコアが詰まったなんて見たのハジメテダゾ、というか google 先生によると同年代のスズキのクルマでヒーターコアを交換してる事例が結構な数で検索に引っかかるって、ソレはソレでどーなのよって話(※)。

(※)とはいえ「体感」での件数の多さなので細かいことは俺も気にしてないが…



そんなこんなの紆余曲折を経て。


暖房が…暖かい…ね…

水温もエンジン掛けて走り出して割とすぐ(5分以内ぐらい?)とかで定常温度に到達するし、このクルマに乗って初めて足元からマトモな温風を感じましたホント最高ですエアコン万歳。
整備を秘密基地に頼んだので工賃はお支払するハメにはなったものの、やっとコレで普通人っぽい生活に戻r



普通人ってなんだ?




というか前オーナー(推定ではお爺ちゃん?)も寒かったろうに…とは思うのだが、
年数に対する走行距離数的なアレとか整備費用的なナニとかを鑑みるに、
直さずに我慢して乗ってたのかな…という気はしないでもない。



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